Ford Bronco
「Built Wild」キャンペーンを手がけたチームは、リモートワーク環境でもFrame.ioで連携を保ちながら、クライアントであるFord Motor Companyの象徴的ブランドの発表を斬新に演出し、同社に数々の受賞と大幅な売上向上をもたらしました。

「Built Wild」キャンペーンを手がけたチームは、リモートワーク環境でもFrame.ioで連携を保ちながら、クライアントであるFord Motor Companyの象徴的ブランドの発表を斬新に演出し、同社に数々の受賞と大幅な売上向上をもたらしました。






2020年、米国自動車メーカーのFordは24年ぶりに同社を象徴するシリーズのひとつ、Ford Broncoを復活させました。この規模のロールアウトは、全国各地で開催される大掛かりなライブイベントでおこなわれるのが普通です。ところが直前になって、新型コロナウイルスのパンデミックでライブイベント開催が不可能となり、Fordはバーチャルでターゲット市場にリーチする必要に迫られました。しかも準備期間はわずか3週間しかありませんでした。
Disney CreativeWorksの指揮のもと、業界トップクラスのエキスパートを集めたチームがキャンペーンの制作にあたり、新型Ford Broncoの3モデルそれぞれにつき1本、計3本の3分間スポット広告を作成しました。チームのメンバーが全国に分散していたうえ、すべての作業を厳格なコロナ安全対策プロトコルに従っておこなう必要がありました。Frame.ioを活用することで、すべてのスポット広告の撮影、編集、納品を記録的な短期間で完了することができました。
3本のスポット広告は、2020年7月13日午後8時台の最初のコマーシャル枠で予定が組まれ、3つのネットワーク(ABC、ESPN、Nat Geo)で同時放送されました。この革新的なキャンペーンでは、リーチの広さと成功だけでなく、斬新なアプローチにも注目が集まりました。同時ライブ視聴で数百万ビューを獲得し、その後はHuluとYouTubeでもスポット広告が視聴可能となりました。






主な関係者が米国全土に分散していたため、同じ場所や同じ部屋にいなくてもアイデアやフィードバックを明確かつ正確に伝える方法が必要でした。プロジェクトはロサンゼルスのDisney Creativeworksが統括し、Fordのエージェンシー GTBはデトロイトにいながら参加。制作会社のSteptはロサンゼルスを拠点とし、オスカー受賞歴のあるクリエイティブディレクターのJimmy Chin氏がワイオミング州で撮影を担当。制作会社Riverside Entertainmentはナッシュビル郊外で撮影し、ポストプロダクション会社のBruton Stroube/Outpostはセントルイスに拠点を置いていました。
通常、この規模のロールアウトは企画と制作に何か月もかかりますが、このプロジェクトはコンセプトづくりから納品まで、チームメンバー全員がリモートで作業しながらわずか数週間で完了しました。スケジュールが非常に厳しかったため、期日に間に合わせるには迅速で正確なコミュニケーションが不可欠でした。しかも、大規模なロールアウトなので、アセットやカットを安全に共有できることが重要でした。
デイリーがBruton Stroube/Outpostに到着してから最終納品までは、1週間もかかりませんでした。1日目に映像素材をFrame.ioに取り込んだあと、Outpostはすぐにそれをクライアントの初回チェックに出すことができました。その後、Outpost(スポット1本の編集を担当)はFrame.ioを使用してグラフィックやテキスト要素などのアセットを共有し、ロサンゼルスにいるSteptの制作チーム(他の2本を制作)と連携を保って、3本の映像全体でルックアンドフィールの一貫性を確保しました。Frame.ioとAdobe Premiere Proの連携を活かしてオフラインで編集したあと、アセットをオンラインへ送り、カラーグレーディングはBlackMagic DaVinci Resolveが担当。オフサイトのVFXアーティストとも、After Effectsに連携されたFrame.io経由でアセットをやり取りして共同作業をおこなうことができました。
Jimmy Chin氏、Ford COOのJim Farley氏、DisneyのBob Iger氏、そして3つのネットワークの幹部に至るまで、約15~20名の関係者の意見を確認する必要がありました。放送日が決まっていたため、なんとしてもすぐに承認を取り付ける必要がありましたが、Frame.ioのReview Linksで確実にすばやく処理できました。